-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
皆さんこんにちは!
m´jun、更新担当の中西です。
訪問介護の仕事は、利用者様の生活を身近な場所で支える、とてもやりがいのある仕事です。
一方で、初めて訪問介護に携わる人からすると、
「一人で訪問するのが不安」
「利用者様への接し方が分からない」
「何かあったときにどうすればいいの?」
といった不安を感じることもあります。
そのため、新しく入ったスタッフが長く働き、成長できるかどうかは、本人の努力だけでなく職場環境にも大きく左右されます。
今回は、訪問介護における「新人が伸びる職場」と「辞めやすい職場」の違いについて考えてみます。
訪問介護では覚えることがたくさんあります。
利用者様のお名前。
ご自宅の場所。
サービス内容。
介助方法。
注意点。
記録方法。
報告の仕方。
初めからすべて完璧にできる人はいません。
だからこそ、新人に対して、
「それくらい分かるでしょ」
という接し方をするのではなく、一つずつ教えることが大切です。
経験者にとって当たり前のことでも、新人にとっては初めてのことがあります。
「分からなくて当然」という前提から教育することが、新人の安心感につながります。
訪問介護では、一人で利用者様のお宅へ伺う場面が多くあります。
だからこそ、新人にとって最初の同行訪問は非常に大切です。
先輩スタッフと一緒に訪問することで、
どのように挨拶するのか。
利用者様とどのように会話するのか。
どんな順番で支援を行うのか。
何に注意しているのか。
実際の仕事を見ながら学ぶことができます。
マニュアルを読むだけでは分からない「現場の感覚」を知る機会にもなります。
新人教育では、やり方だけを教えるのではなく、理由まで伝えることが大切です。
例えば、
「この位置から介助して」
と教えるだけでなく、
「この位置の方が利用者様もスタッフも安定しやすいから」
と理由まで説明します。
理由が分かれば、違う状況になったときにも自分で考えられるようになります。
訪問介護では、利用者様一人ひとりの状況が違います。
そのため、「手順だけを覚える」のではなく、「どう考えるか」を学ぶことが重要です。
訪問介護の新人が特に不安に感じやすいのが、一人で訪問しているときです。
「いつもと様子が違う」
「この場合どうすればいい?」
と判断に迷うことがあります。
そんなとき、すぐに相談できる環境があるかどうかは非常に重要です。
新人が伸びる職場では、
「迷ったら電話していい」
「一人で判断しなくていい」
という雰囲気があります。
逆に、
「そんなことくらい自分で考えて」
と言われ続ければ、質問すること自体が怖くなります。
訪問介護では、一人で抱え込まないことが安全にもつながります。
仕事を覚える中では、失敗することもあります。
もちろん、利用者様の安全に関わることはしっかり指導する必要があります。
しかし、失敗したことだけを責めても成長にはつながりません。
大切なのは、
「なぜそうなったのか」
「次はどうすれば防げるか」
を一緒に考えることです。
例えば記録漏れがあった場合も、
「なんで忘れたの?」
だけで終わるのではなく、
「訪問直後に記録する習慣をつけよう」
など、具体的な改善方法を伝えます。
注意することと、感情的に責めることは違います。
新人は、自分が仕事を覚えられているのか不安になることがあります。
そんなとき、
「利用者様への声掛けが自然になってきたね」
「記録が分かりやすくなったね」
「一人で落ち着いて訪問できたね」
という一言が自信につながります。
できていない部分だけを見るのではなく、できるようになった部分も伝える。
その積み重ねによって、
「もっと覚えたい」
「この仕事を続けたい」
という気持ちにつながります。
介護経験がある人。
まったく違う業界から転職してきた人。
人と話すのが得意な人。
介助技術を覚えるのが早い人。
新人にもさまざまなタイプがあります。
全員が同じスピードで仕事を覚えるわけではありません。
「前の新人はすぐできたのに」
と比較するのではなく、その人に合わせて教えることも大切です。
得意なことを活かしながら、苦手な部分を少しずつサポートする。
そうすることで長所を伸ばしながら成長できます。
新人が辞めやすい職場には、いくつか共通する特徴があります。
・十分に教えないまま一人で訪問させる
・質問すると嫌な顔をされる
・人によって言うことが違う
・失敗すると強く責められる
・相談しても対応してもらえない
・頑張っても認めてもらえない
訪問介護は一人で仕事をする時間が多いからこそ、事業所とのつながりが重要です。
現場では一人でも、
「何かあれば相談できる」
と思えるだけで安心感は大きく変わります。
訪問介護では、スタッフ同士が顔を合わせる時間が少ない場合もあります。
そのため、意識的にコミュニケーションを取ることが大切です。
電話。
連絡ツール。
ミーティング。
ちょっとした雑談。
どんな形でも、
「困っていることはない?」
「最近どう?」
と声を掛けられる環境があると、新人も相談しやすくなります。
人間関係が良いというのは、仲が良いだけではありません。
必要なことを安心して話せる関係があることが重要です。
新人を育てるには時間が必要です。
教える側からすると、
「自分でやった方が早い」
と思うこともあるでしょう。
しかし、新人が成長すれば、いずれ多くの利用者様を支えられるスタッフになります。
丁寧に教える。
同行する。
相談に乗る。
できたことを認める。
少しずつ一人で任せる。
この繰り返しが、人材育成につながります。
私たちも、スタッフ一人ひとりが安心して働きながら成長できる環境をつくることが、結果的に利用者様へのより良いサービスにつながると考えています。
「ここなら長く働けそう」
そう思ってもらえる職場づくりを、これからも大切にしていきます。